グッチの人気アイコン グッチシマの魅力
グッチの創業者である「グッチオ・グッチ」のイニシャルをモノグラミングした「GG」は、今や世界中で知らない人はいないほどの知名度を誇る、ブランドを代表するアイコンと言えるでしょう。
中でも人気があるのが、様々な素材にその「GG」パターンが型押しされたものが「グッチッシマ(GUCCISSIMA)」。
財布やバッグなど、レザー商品に型押しされたグッチシマを目にする機会は多いですが、実はもっとたくさんのレザー以外の素材にも使われていて、様々な魅力を放っています。
目次
グッチ史の中で グッチシマの誕生と展開
まもなく設立100年となる長い歴史を持つグッチの中では、グッチシマは比較的若い存在になります。
10年以上の長きに渡ってグッチを支えたデザイナー、フリーダ・ジャンニーニが2005年に発表したコレクションで、バッグの姿で初めて登場しておりますので、まだ10年を少し超えただけ。
これだけ知られているのに、意外なほど新しいデザインなのは驚きです。
グッチシマはグッチが誇る職人技で作られる
グッチシマは、最高級のレザーに「GG」パターンを熱でエンボス加工、染色はすべて職人による手作業で産み出されます。
パターンをより立体的に見せる為に対角線に染色を行うなど、非常に繊細な職人技によって作り出されますので、微妙な色使いも可能になります。
この丁寧な制作過程こそ、職人技を尊重するグッチの真骨頂といえるでしょう。
グッチシマの成長と人気
登場当初にグッチシマを利用していたのは、ハンドバッグやボストンバッグなどの革製品がほとんどでした。
10年の間に人気も上昇し、今では財布やキーケースのような革小物に始まり、スニーカーやウォッチ、タブレットケースなどほとんどのカテゴリで使用されています。
スニーカーの底面の滑り止めのゴム部分にも使われるなど、見えない部分にも実はグッチシマは潜んでいますよ。
レザーだけではない多様性
今では使用される素材も多種にわたっていて、レザー以外のグッチシマに出会えるなど、その人気は益々高まっています。
ゴンマ、つまりゴム素材はバッグや前述の靴の裏面、軽やかに持ち歩けるトートバッグでは、ナイロン素材でも使用されています。
ウォッチのバンドにもよく使われていて、レザーバンドだけではなく、バングルタイプのメタルにグッチシマが施されているものを見ることもあります。
新生グッチの中で さらに輝きを増すグッチシマ
現在公式ページではグッチシマの名前を見ることはなく、「グッチシグネチャーレザー」と呼ばれているようです。
フリーダ・ジャンニーニからクリエイティブディレクターの座を継承した、アレッサンドロ・ミケーレが2016年に発表したのが、この新たな素材。
職人による製法は変わらず、今なおグッチのアイコンの一つとして、流行のチェーンウォレットなどのアイテムが発表されています。
メンズアイテムでも人気のグッチシマ
スマッシュヒットとなったスニーカー「エース」にも、グッチシマは使われており、ベルトとコーディネートされる男性もみられます。
レディースのみならず、メンズアイテムでもその力を発揮しているようですね。
ジェンダーレスを掲げるグッチにとって、これは大変心強い存在だといえるのではないでしょうか。
今後も注目 グッチシマの展望
グッチシマの「シマ」とは、イタリア語で「最高級」を意味します。
「最高級」を世に放ち続けるグッチにとって、グッチシマが大切なアイコンであり続けることは間違いありません。
今後もその魅力を見逃さないよう、注目し続けたいと思います。
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