【保存版】エルメス ボリードを大解剖！【ブランドバッグ最新情報】

エルメス（Hermès）の歴史を語るバッグ　ボリード（Bolide）

エルメスのバッグの中でも特に長い歴史を持つのが、1923年に誕生したボリードです。

多くのセレブリティにも愛用されるバッグで、プライベートで移動中のコートニー・カーダシアンや、キャサリン・ゼタ＝ジョーンズがバカンスに向かう際に、ボリードを手にしている姿も見られました。

長きに渡って愛され続けるこのバッグについて、サイズ展開、ボリードとボリードリラックスの違い、限定品、コーデなどをご紹介したいと思います。

エルメス　ボリードのサイズ展開と重さ

カラーやサイズ・素材の選択肢が多いのも、ボリードの特徴の一つです。

ボリードのサイズについて調べてみたところ、「7種類のサイズがある」との情報が多くあるのですが、エルメスのカスタマーサービスで確認をしたところ、「過去に存在はしていたものの、現在はその限りではない」との返答をいただいております。

今回こちらでご紹介するのは、その際に教えていただいた「現在取り扱いのある」サイズでのご案内となりますので、ご了承ください。

重さの目安は、バッグサイズ（A4）とすると600gだと軽さを感じるバッグ、800gでちょっと重いかなというレベルです。
参考に、りんご1個が約300ｇ、500ミリリットルのペットボトル1本分が500gです。

ボリード1923ミニ

サイズ：W18.5㎝×H14㎝×7.3㎝
重さ：180g

現在扱われている中で、最も小ぶりなものになります。「1923」は1923年のことで、この時代に製造された復刻版だそうです。

スマートフォンやミニ財布にハンカチ、化粧品をダイレクトに入れてしまえば、ミニマムなお出かけにも十分対応できます。

付属のベルトを使用してクロスボディにするなら、こちらのサイズが使いやすそうですね。

カデナは付属しません。

ボリード27

サイズ：W27㎝×H19.5㎝×9.5㎝
重さ：460g

付属ストラップ：約90㎝　ハンドル：約30㎝

長財布を余裕をもって入れることができ、10インチ前後のタブレットやコスメポーチも問題なく入りますので、女性が最低限持ち歩きたい物はすべて入りそうです。

大きすぎないサイズのバッグなので、フォーマルな式典にも合います。

カデナが付かないモデルです。

ボリード31

サイズ：W31㎝×H24㎝×12㎝
重さ：700g

付属ストラップ：約90㎝　ハンドル：約30㎝

B5サイズが丁度すっぽり入るようなサイズ感で、普段出かける際に必要な荷物をスマートに持ち運びできます。

実際に手にしてみて感じたのですが、小柄な女性から背の高い方まで、違和感なくファッションに合わせやすい魅力があります。

ボリード35

サイズ：W35㎝×H27㎝×15㎝
重さ：990g

付属ストラップ：約90㎝　ハンドル：約30㎝

女性のバッグの中では大きめで収納力もあることから、お仕事で使われる方もいらっしゃるバッグになります。

ペットボトルやタンブラーのような背の高いものも入りますので、忙しくされる方には使い勝手のいいサイズなのではないでしょうか。

なお、A4サイズも収納できるとの記事を見かけることもありますが、実際のところはぎりぎりのサイズになりますので、そちらは購入前に実際に手に取って確かめられることをお勧めします。

ボリード45〜2016年秋冬限定コレクション、「シャーク」はこのサイズ

サイズ：W45㎝×H35㎝×24㎝
重さ：1740g

ハンドル：約32㎝

エルメスファンも驚かされた、2016年限定で発売されていた「シャーク」がこのサイズでした。

ボリードの中では一番大きなサイズですので、旅行バッグとしても便利に使えますし、小さなお子様がいらっしゃる方も心強く感じられそうです。ただし、さすがに重さはあるので、車移動などでないとちょっと辛いかもしれません。

これだけの大きさがあれば、男性に人気があるのも頷けますね。

ボリード　過去に販売されたサイズ

今回ご紹介しているのは5種類のサイズになりますが、過去にあったサイズと比較をしますと、

• 「15」「21」の2サイズが統合されて「ミニ（1923）」に
• 「37」から現在の「35」へ
• 最も大きなサイズである「47」は「45」に

と変更になっています。

「31」よりも少し小ぶりな「30」もございましたが、ボリードが誕生した1923年モデルの復刻版になる為に、ショルダーストラップとマカロン（ネームタグ）が無いモデルになるそうです。

現在は販売のないサイズも、中古商品として扱われていらっしゃる方もおみえですので、手に取ってご覧いただけるチャンスは今後もありそうですね。

ボリードリラックスとボリードの違い

ボリードリラックスは、ボリードより軽く、素材がヴォーシッキムの安価なラインです。

 

サイズの違い

サイズ展開は4種類で、
ボリードリラックス35、ボリードリラックス37、ボリードリラックス40、ボリードリラックス45です。

素材の違い

素材は、外側がヴォーシッキムという牛革の素材で内側がコットンキャンバス地になっています。ボリードは表裏共にカーフ素材なので、重さや見た目のカチっと感が違います。

中の構造の違い

素材・サイズ展開以外に大きな違いは、ショルダーストラップが付属していないことと、ボリードにある外側オープンポケットがない（ステッチになっている）ことです。

腕に通して持つことを考えると、あまり重い荷物は入れられないことになります。

ボリードを既に持っていてデイリーユースでも使いたい方や、軽いバッグが好きな方、クタっとした柔らかい素材がお好きの方におすすめのバッグですね！

エルメス ボリードの定価、新品価格と中古価格

エルメス ボリードの定価や、ECサイトでの流通価格についてまとめています。
こちらからどうぞ↓

エルメス ボリードのおすすめコーデ

エルメス ボリードに合うコーデについて調査すると、おしゃれコーデをインスタやPinterestで沢山発見しました♪
そこからどんなコーデを合わせたら良いのか解説しています。
こちらからどうぞ

エルメス ボリードに合うコーデは？【おしゃれコーデまとめ】

エルメスのボリードはバッグの歴史に革命を起こした銘品

ボリードが誕生した頃、ヨーロッパにはまだファスナーそのもの存在がなかったのですが、当時の社長がカナダで軍用車の幌に使用されていたファスナーを目にし、バッグにも使える！とインスピレーションを受けたのが、ボリードの歴史のスタートでした。

この革新的なアイデアは他のブランドも多大な影響を受けており、シャネルがスカートにファスナーを使用したのをきっかけに、副全般でファスナーが使われるようになったと言われています。

世界で初めてファスナー付きバッグとして世に送り出され、エルメスのみならず業界全体に革新をもたらした偉大なる存在、ボリードはそんな貴重な存在なんですね。

エルメス　ボリードの本物・偽物の見分け方

• 全体の形が違い（持ちてのカーブやバッグの丸みなど）
• 革の質感
• エルメスのカデナの鍵穴の向き
• ジップのプルタブの向き

などの細かくいろいろとありそうですが、最近では精巧なコピー品はやはりプロでも苦戦するほどだそうです。

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約100年の間姿を変えずに愛され続け、ハンドバッグの起点となったボリード。

その歴史を知れば知るほどに、さらに強くその魅力を感じます。

これからさらに続いていくその歴史から、これからも目が離せません。